公開日:2021年02月23日
2021年2月、楽天モバイル回線を契約しました。また回線を使用する機器としてRakuten Handも同時購入しました。
用途
自宅のネット接続の予備回線として使用する予定です。

オンラインのサービスが充実したおかげで、私の仕事の大半は自宅で作業できます。自宅勤務のプログラマーにとって便利な世の中になりましたね。
が、それはオンラインサービスに接続できなければ、甚大な支障が仕事に発生すると言う事でもあります。自宅ではJCOMを利用していますが、様々な要因でネットに接続できないときがあります。
停電、ルーターの不具合、プロバイダの機器メンテンナンスなどなど。
仕事に余裕があるときなら「あー、仕方がない復旧するまで休むか」も可能ですが、納期が迫っている、他のメンバーの作業に支障がでる、業務にトラブルが発生中など、休むわけにはいかない場合もあります。
今のところ、致命的なタイミングでの不具合はありませんし、多少の時間なら、スマートフォンでのテザリングでカバーできていましたが、予備回線の必要性は感じていました。
以前に、他社のモバイルルーターを契約していたこともあるのですが、毎月約3千円の費用が発生するのに、使用しない月の方が多く、結局解約しました。
そんなところに、2021年1月、楽天モバイルの新サービスが発表されました。
- 1GBまでの月は無料(ユニバーサルサービス料金は除く)
- どれだけ使っても月額最大2,980円(税抜き)
回線の維持は月々3円、ガンガン使用した月でも最大2,980円!まさに願ったり叶ったりの料金体系です。
※2021年2月現在
速度
楽天モバイルは、後発なので、ネットワーク網は他のキャリアに及ばす不安定です。後々、充実していくとは思いますが、現状(2021年2月現在)、携帯電話としての普段使いには厳しいです。
しかし私の想定する用途は、自宅(大阪)の予備回線なので、自宅からの通信が滞りなく行えれば十分です。その想定で、速度を計測してみました。
速度の計測には、Rakuten Mobileが提供しているツールを使用しています。
作業机にRakuten Handを置いて速度を計測(屋内)

3回計測しましたが、正直、厳しい結果となりました。
回数 | 受信 | 送信 |
---|---|---|
1回目 | 3.3 Mbps | 0.1 Mbps |
2回目 | 0.4 Mbps | 0.2 Mbps |
3回目 | 1.3 Mbps | 0.0 Mbps |
網戸にしたベランダ付近にRakuten Handを置いて速度を計測(ほぼ屋外)

同じく3回計測しました、屋内に比べれば、おおむね良好ですね。
回数 | 受信 | 送信 |
---|---|---|
1回目 | 9.7 Mbps | 11.9 Mbps |
2回目 | 14.4 Mbps | 13.7 Mbps |
3回目 | 39.5 Mbps | 12.1 Mbps |
実際に一日、窓際に置いたRakuten Handに、ノートパソコンからテザリングで接続して仕事をしてみましたが、普段使っているJCOM回線と比べて、遅く感じることはありませんでした。ちなみに、使った容量は約1.7GBでした。
現状では、目論見通りの使い方ができそうなのですが、このまま今のサービス内容を楽天モバイルが維持してくれるかどうかは不透明です。
通信回線に限った話ではなく、無制限をうたうサービスが後から撤回されたり、制限をかけたりするのは、よくありますからね。